映画「ブラック・ボックス・ダイアリーズ」

修正待って❣ ✋ ✋

伊藤詩織さんのノンフィクション映画が、現在世界57か国で上映されているとのこと。 「日本はまだ?」という声に 「人権、倫理上の問題をクリアしなければ...」と、このところまたまた ヤイノヤイノ アレコレアレコレと姦しい。

挙げられているのが ① ホテルの防犯カメラ映像 ② 逮捕取り消しの報を伝えた捜査官 ③ 事件に利用されたタクシー運転手 主にこの3点(他にも苦情が届いているらしい)の採用について個々に許諾を得ていない。日本において上映を望むのならば修正を要する、との声。

この声は、主にジャーナリスト関係者を中心に渦巻いている様子。

聞いていて「おやっ?」と思ったのは伊藤さんが“ジャーナリスト”として強調され、語られているという点。ジャーナリストは単に経歴に過ぎず、何よりも伊藤さんは当事者です。 被害に遭った当事者が加害の社会的審判を求めて格闘した。長い年月を要した。

描いていた自らの人生も世界観も、この事態に遭遇して様変わりしたことでしょう。

ご本人が体験されたごく個人的なこの事件は、実は世界共通の実生活上の人権問題である。不本意な点を残しつつも、格闘を終えて積み重なった経緯そのものは、ひとつの大きな発信力を蓄えた。

「映画」企画はその発信体に息を吹き込むことだった。

息を吹き込まれた「経過記録」は、変容した。性質上必然的にそうなった。

関係者の手元を離れ、異なる次元で“生き物”として世界中を駆け巡ることとなった。それだけの発信力、活力があった。取り込んだ個々の情報はこの“生き物”の血肉となり、力強い活力を発散して今世界を圧倒している。

「8年半も頑張って支援してきたのに...事前に連絡もなかった」と、弁護士さん。 長い間、たいへんにご苦労様でした。弁護士さんの働きがこの“生き物”の出産に大きな力添えになりました。それは映像に取り込まれてこの“生き物”の命の輝きとなっているはずです。視聴者は万雷の拍手を送っていることでしょう。タクシー運転手さん、ホテルのカメラ、内情通告の捜査官等、どれほど感謝・感動を以って受け入れられたことでしょう!こういう場でこそ、『行為』は真理に通じます。またとない僥倖です。

映像公開が関係者の皆様への最大のお礼となるのでしょう。

応援してきた一般人の私たちも、視聴できる日を待っています。

行為の真理性を殺がないでください。どうぞ、このままで。

息を吹き込んだ伊藤さんと共に、皆さま盛大な乾杯を 💓 🍻🍻🍻

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