保護猫のととちゃんがいなくなったのは1月21日。引っ越しと同時に2か月新居に同居していたノラちゃんです。寒い中、食べ物もなく、どこでどうしているかと探しまわりました。元の場所に戻る習性をよりどころにして毎日ごはん置きに通い。一か月以上経ったある日、カメラがととちゃんの特徴部分をキャッチしたけれど、その後すがたをみせることはなかった…。3ヵ月で終わりにしようと思いはすれど、断ち切れない。ごはんは飼い猫らしい子たちが通りがかりに食べている。一日おきに通い・・4か月になろうとするその手前で、近くのスーパーの張り紙を剥がした。「見つからなかったんですか~」と店員さんが同情してくれるのがつらかった。その日の夕方、最後にもう一度カメラ設置して、他の猫の映像だけであることを確認しておこうとして出かけた。と、設置している最中、暗がりの目の先に猫がいる。通りすがりにごはん食べる猫がいるはずがない。「えっ? えっ⁉」「ととちゃん?」ととちゃんだ‼ 目の先でじっとしてご飯を待っている。「ととちゃん! ととちゃん、元気にしてた?」。『ととちゃん』の呼びかけを覚えている様子でこちらを見る。お椀いっぱいにごはん入れて板塀を立てると、中に入ってごはんを食べ始める。少し板を開いて様子を見ても、やはり覚えていて安心しているのかチラチラ振り返りながらも食べ続けている。おなかがすいているらしかった。痩せている・・。 最後の最後に、なんという有難さ! どれほどお祈りを重ねたことか。「神様有難うございます」と改めて手を合わせてひざまづく。 人慣れしていないノラちゃんなので連れて帰ろうにも近寄れません。ただいま捕獲機を設置中です。